うたたねモード

セミリタイア?っぽく生きてみる。

独白

とりとめのない

耳の調子が悪くなって三週間超。 ストレスと寝不足、疲労の極みだったと思う。 週に三回の耳鼻科通い。 低音の軽い難聴と耳鳴りが長引いている。 ステロイド、内耳の循環改善薬、漢方などを投入し、藁にもすがる思いで、耳鳴りや難聴にも効くという鍼灸にも…

浮遊

盛夏、夕暮れ。 右耳に響くエアコンの低いうなり。高音の耳鳴り。 つまらないテレビ。 流れるツイッター。 耐えきれなくなって、外に出た。 生ぬるい、夕暮れの空気。 プチトマトが二個赤くなっていたのをもぎ取る。 水道で洗って、ポイッと口にする。 日が…

梅雨明け、夕暮れ

梅雨が開けた。 立ちくらみがする。 少しめまいがする。 耳鳴りがする。 まんじりともせず、終日横になって目を閉じている。 夕方、ちょっと外の空気にあたりたくなって、プチトマトの収穫に外に出た。 桔梗、ギボウシの花、ホタルブクロの名残りがチラチラ…

終わりの季節

疲労困憊だった。 わたしには無理だ、もう限界だと思った。 深く深く愛されて、抱いていた悲しみが解けてなくなった。 でも、その深い愛が、わたしを脅かしているのも事実だった。 嘘をついて、隠し立てをして、誰にも言えないことが苦しかった。 罪が、苦し…

かつて、恋をして、恋したことを忘れてしまった

そろそろ梅の花の季節。 山の中腹にふらっと車を走らせて。 梅の花が、ちら、ちら、とほころんでいた。 青い空。まだ少し冷たい風。 眼下に遠く街を望んで、よろこびとも、うれしさともつかぬ、早春の陽光のような明るさを帯びた気持ちが、さわやかに心を吹…

冬の朝

肩口の冷たさに、アラームが鳴るよりひととき前に目が覚めた。 布団をぐっと首元まで引き上げて、再びうとうとする。 目覚しのアラームが鳴った。 二度目のスヌーズを止めて、ゆっくり上体を起こす。 ベッドサイドに座りながら右手でサッと窓辺のカーテンを…

冬至が過ぎて

12/21は、一年で一番太陽の出ている時間が短く、夜の長い日、冬至だった。 この日を心待ちにしていた晩秋から初冬、今年もやっと冬至を越えることができた。 これからまた、日ごとに日が長くなり、光の季節がやってくる。 今年は柚子をたくさんいただいたの…

あの時から、世界が変わってしまった

あれから、ずっと日記が途絶えていた。 書かなかったのではない、書けなかったのだ。 あれから、とはいつからなのか。 一昨年(2018年)の秋、入退院したときから。 もうあれから、丸一年と数か月が経った。 utatanemode.hatenablog.com utatanemode.hatenab…

彼岸に逢いに

三月二十一日、お彼岸のお中日。 お昼に、菓子処で買ってきたおはぎをたべる。 つぶあん、黒ゴマ、きなこ。 昔は家人が朝早くから手作りをして三段のお重に詰め、あちこちに配ったりもしていたが、今はそんなこともなくなった。 整然としたお店のおはぎはお…

T先生のこと

ちょうど三月のホワイトデーのことだった。 その日、わたしはICUのベッドに寝かされていた。 水色の滅菌服を着た家族が数分の面会から帰ってしまうと、わたしは独りだった。 「自分はこのまま死ぬんだろうか、ぜんぜん死にそうな気はしないけど…」と考えなが…

文化祭に行ってきました

文化の日だからといって何か高尚な感慨を抱くような人間でもないのですが、家人が文化系の会で趣味を楽しんでおり、このたび地元の文化祭にはじめて作品を出品するというので、その出来栄えを鑑賞するというひとつの目的をもって、地元(田舎)の文化祭に足…

入院しています

9/29(土)、いまひとつ芳しくない症状が続いていたので、いつも風邪のときなどにお世話になっている近所のクリニックを受診した。 問診、聴診をして、レントゲンを撮ってみると、「紹介状を書きますから、すぐにA病院に行って下さい」と若先生に言われた。 A…

この体調不良は秋のせいかもしれない

朝起きると、少しめまいがした。 寝不足も手伝っているのかもしれない。 今日はお茶のお稽古だ。 なんとしても行きたい。行かねばならぬ。 クラクラする頭を極力固定しながら、軽く朝食をすませ、身支度を整える。 めまい感がある。でも、大丈夫だと思う。 …

秋の風は金木犀の匂いがした

今日は一日、よい天気だった。 本当は旅先にいるはずだったわたしは、やはりいつもと変わらぬ屋根の下で目をさまし、遅い朝食の前にレルベア200エリプタを吸入すると、コンコンと空咳をした。 二週間前にひいた風邪が、まだ治らない。 軽いのどの痛みをやり…

初風炉と、一服のお茶の意味

五月末日。 待ちに待ったお茶のお稽古のはずなのに、前夜から考え事が頭をめぐって、ほとんど眠れないまま朝を迎えた。 考え事というのは、最近の、ぼんやりした不安のことである。 手を付けなければならないことはごまんとあるのに、何も手に付かない。 た…

美容室という空間がもたらすもの

夕食後、うたたねすることもなくぼんやりとテレビを見ていた。 この時間、いつものようにチャンネルはNHK。 ニュースWatch9、ドラマ「デイジー・ラック」が終わり、次に映ったのは「ドキュメント72時間」。 www4.nhk.or.jp 毎週見ているわけではないが、時々…

曇り空のような気持ち

ゴールデンウィークもおわり、またいつもの日常がやってきました。 ゴールデンウィークに何をしていたのか、3行であらわすと・・・ ひたすら うたたね zzz みたいな感じでしょうか。 いやもう、ねむくて、ねむくて。 世間がお休みだと外出する気にもならず、…

春のつれづれ

桜が咲いた。春が来た。 うららかな日差しを受けて、桜並木の下を散歩する。 平日、誰もいない公園。 春の空気を大きく吸い込む。 ひとつ、ふたつ、くしゃみをする。 わたしは今、わたしの人生のうちのどの地点を歩いているのだろう。 見当もつかない。 止ま…

元職場のお別れ会に参加して、もの思う

退職して2年が経つというのに、ありがたくも元職場からお声掛けをいただき、先日、お別れ会に参加してきた。 元上司である恩師がこの春をもってご退職されるとのこと。 フォーマルな歓送迎会はまた後日に執り行われるだろうが、今回は内々のお別れ会というこ…

友からの手紙

先日、一通の手紙が届いた。 私信が届くことはめずらしい。 差出人は、年賀状を出していた同病の友だ。

鏡のなかの顔を見てふと思ったこと

一昨々日、少し伸びてしまった前髪を自分で切った。 うっとうしいのが苦手なので、ブローしてオン眉になるよう短めに切る。

これからどうしますか?問題について

先日、年明け最初の定期検診に行ってきた。

ここにいるだけでいい、という場所

今日は、とある集まりの中の〇〇委員会の会議だった。 ボランティア活動のようなものである。 ボランティアといっても福祉的なものではなく単なる事務作業なのだが、誰かが担わなければならない性質のもので、なりゆきで召集されている。 セミリタイア人間に…

不整脈が出て弱気になる・・・

数日前、夕食後に突然不整脈が出始めた。 不整脈といっても期外収縮*1というもので、良性ならそれほど問題ではないらしい。 *1:もともとの調律(タイミング)で心拍が生じると予想される時期より早期に生じる電気的な興奮のことを指す。そのため、余分な心拍…

結婚をコスパで考える人

こんな記事を読んだ。 gendai.ismedia.jp 自立した個が他者とつながる超ソロ社会。 (既婚も未婚も非婚も)それぞれの立場を尊重し多様性を認める生涯未婚時代。 そこに厳然と立ちはだかる結婚プレッシャー、という考察。

5日間ダウンしてました

お久しぶりです。 前回記事でお散歩筋トレ経過報告などしました。 utatanemode.hatenablog.com 日中に意気揚々とお散歩をすませ、るんるんでブログもアップしたこの日(11/1)、実は夕方から身体の節々が痛みだし、その晩から5日間寝込んでおりました・・・

やっぱり晴れた日は気分がいい

朝起きたら、久しぶりの快晴。

「できません」と言う勇気

世の中の人は、できないことをできないときちんと意思表示できているものなのだろうか。 わたしは過去、「できません」の一言が言えなくて、数々の苦境に陥ってきた。 それは、前職の時に顕著だった。 「できません」。 そんな簡単な一言がどうして言えなか…

元職場が相変わらず機能不全だった件

元職場の先輩から急な誘いが入り、ランチとお茶に出かけた。

金木犀が咲くころ

窓の外からふっと金木犀の香りがただよってきた。 今年も金木犀の咲くころとなる。 毎年この香りに気づくと、少しだけ時間が止まっているように感じる。 秋らしい気分になるでもなく、かえって季節がいつなのかわからなくなるような、宙に浮いた感じを覚える…