冬至が過ぎて
12/21は、一年で一番太陽の出ている時間が短く、夜の長い日、冬至だった。
この日を心待ちにしていた晩秋から初冬、今年もやっと冬至を越えることができた。
これからまた、日ごとに日が長くなり、光の季節がやってくる。
今年は柚子をたくさんいただいたので、柚子果汁を絞って冷凍キューブを作り、残った柚子ではじめて柚子ジャムを作ってみた。
グラニュー糖や白砂糖ではなく、普段使いのてんさい糖で作ったら、なんだか小女子の佃煮みたいな見た目になってしまったけれど、味は柚子果汁の酸味もきいて、甘さ控えめで、とても美味しくできたのだった。
そして、またまたドッシリと大きい鬼柚子(獅子柚子)もいただいたので、こちらもジャムにしようかと思っているところだ。
少し寒気がゆるんでポカポカの小春日和となった昼下がり、怠けがちなマシンウォーキングを30分こなす。ユニクロのファーリーフリースを脱いで、長袖T一枚で歩くが、30分を歩き終えた時には、背中にしっとりと汗をかいていた。
今日はクリスマスイヴ。クリスマスの前日というより、ユダヤの暦では日暮れから一日がスタートするので、イヴの日暮れからクリスマスは始まり、未明にイエスが生まれたということになろうか。
日暮れの頃、静かに薄茶を点てる。独り、夕暮れの見える窓辺の畳に座り、「クリスマス」という銘の上生菓子と薄茶をいただく。
今年はコロナ禍の自粛で教会のイヴ礼拝も開かれないが、ひとり静かにクリスマスの夕を過ごすのも悪くはない。体調を崩したここ数年は、そんなひとりクリスマスを重ねている。
今、自分の中で罪を抱えている。
罪の赦しを乞いながら、それでも罪から離れられない。
誰にも迷惑はかけていないつもりだけれど、密かに嘘をつくようになった。
自分ではどうすることもできない。
心を制御できない。
人を好きになってしまった。