うたたねモード

セミリタイア?っぽく生きてみる。

思い出すことなど

【映画】『アマデウス ディレクターズ・カット』を観ました

HDDに眠っていた映画鑑賞シリーズ、です。 今回は、随分と昔の映画ですが、1984年製作の『アマデウス』。 18世紀後半に活躍した大音楽家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの半生を、彼を崇拝しつつ嫉妬し憎悪した宮廷作曲家サリエリの視点を通して…

【映画】『硫黄島からの手紙』を観ました

HDDに眠っていた映画鑑賞シリーズ、です。 今回は、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』。 米国側からの視点である『父親たちの星条旗』と対をなす、日本側からの視点で硫黄島の戦いを描きます。 過去記事『父親たちの星条旗』はこちら。 ut…

いつかの花見と野点

もう桜も散りつくしてしまったが、今年は桜の花を満喫したような気がする。 いつかのこと、うららかな春の日の昼下がり、家人と散歩がてら花見に出かけた。 うちのほど近くにまぁまぁ広い運動公園があって、そこに毎年桜が咲く。 ランチバッグに、茶碗、茶筅…

かつて、恋をして、恋したことを忘れてしまった

そろそろ梅の花の季節。 山の中腹にふらっと車を走らせて。 梅の花が、ちら、ちら、とほころんでいた。 青い空。まだ少し冷たい風。 眼下に遠く街を望んで、よろこびとも、うれしさともつかぬ、早春の陽光のような明るさを帯びた気持ちが、さわやかに心を吹…

冬の朝

肩口の冷たさに、アラームが鳴るよりひととき前に目が覚めた。 布団をぐっと首元まで引き上げて、再びうとうとする。 目覚しのアラームが鳴った。 二度目のスヌーズを止めて、ゆっくり上体を起こす。 ベッドサイドに座りながら右手でサッと窓辺のカーテンを…

暖かい冬の日に思う

新しい年が明けて無事にお正月を迎え、家族でお節を囲み、ユニクロの初売りに一人で出かけ、年賀状がぽつりぽつりと届いて、もう一年行けずにいる教会に献金を振り込んで、柚子果汁を絞って冷凍などしているうちに、あっという間に二週間が経ってしまった。 …

長梅雨、そして近況

お久しぶりです。 前回記事から五か月余にわたりここを留守にしていました。 その間に去る五月、人生で二度目(小さな手術は除く)となる心臓の再手術を受けました。 おかげさまで手術も無事に守られ、安堵のうちに家に戻ることができました。 今は毎日、心…

あの時から、世界が変わってしまった

あれから、ずっと日記が途絶えていた。 書かなかったのではない、書けなかったのだ。 あれから、とはいつからなのか。 一昨年(2018年)の秋、入退院したときから。 もうあれから、丸一年と数か月が経った。 utatanemode.hatenablog.com utatanemode.hatenab…

半年ぶりの教会、イースター礼拝に出席してきました

去る四月二十一日(日)、イースター礼拝に出席してきました。 昨年秋に体調を崩して入退院してから、ひと冬の間ずっと家にこもっていたので、毎週日曜日の教会での礼拝もずっとお休みしていました。 そのおかげで、インフルエンザにもかからず風邪もひかず…

彼岸に逢いに

三月二十一日、お彼岸のお中日。 お昼に、菓子処で買ってきたおはぎをたべる。 つぶあん、黒ゴマ、きなこ。 昔は家人が朝早くから手作りをして三段のお重に詰め、あちこちに配ったりもしていたが、今はそんなこともなくなった。 整然としたお店のおはぎはお…

T先生のこと

ちょうど三月のホワイトデーのことだった。 その日、わたしはICUのベッドに寝かされていた。 水色の滅菌服を着た家族が数分の面会から帰ってしまうと、わたしは独りだった。 「自分はこのまま死ぬんだろうか、ぜんぜん死にそうな気はしないけど…」と考えなが…

映画『モーリス』を観ました

4kデジタルリマスター版『モーリス 4k』の公開を知り、映画館に足を運ぼうかと思っていましたが、いかんせん暑いしだるい。 そこで、奇跡的にHDDレコーダーに眠っていた『モーリス』(ずっと前にBSで放送されたもの)を観ることにしました。 あらすじは、公…

元職場のお別れ会に参加して、もの思う

退職して2年が経つというのに、ありがたくも元職場からお声掛けをいただき、先日、お別れ会に参加してきた。 元上司である恩師がこの春をもってご退職されるとのこと。 フォーマルな歓送迎会はまた後日に執り行われるだろうが、今回は内々のお別れ会というこ…

友からの手紙

先日、一通の手紙が届いた。 私信が届くことはめずらしい。 差出人は、年賀状を出していた同病の友だ。

鏡のなかの顔を見てふと思ったこと

一昨々日、少し伸びてしまった前髪を自分で切った。 うっとうしいのが苦手なので、ブローしてオン眉になるよう短めに切る。

結婚をコスパで考える人

こんな記事を読んだ。 gendai.ismedia.jp 自立した個が他者とつながる超ソロ社会。 (既婚も未婚も非婚も)それぞれの立場を尊重し多様性を認める生涯未婚時代。 そこに厳然と立ちはだかる結婚プレッシャー、という考察。

「できません」と言う勇気

世の中の人は、できないことをできないときちんと意思表示できているものなのだろうか。 わたしは過去、「できません」の一言が言えなくて、数々の苦境に陥ってきた。 それは、前職の時に顕著だった。 「できません」。 そんな簡単な一言がどうして言えなか…

元職場が相変わらず機能不全だった件

元職場の先輩から急な誘いが入り、ランチとお茶に出かけた。

金木犀が咲くころ

窓の外からふっと金木犀の香りがただよってきた。 今年も金木犀の咲くころとなる。 毎年この香りに気づくと、少しだけ時間が止まっているように感じる。 秋らしい気分になるでもなく、かえって季節がいつなのかわからなくなるような、宙に浮いた感じを覚える…

世界とつながりたいと思った19歳のあの日

「ご趣味は?」と尋ねられたら、わたしはなんと答えるだろうか。