不整脈が出て弱気になる・・・
数日前、夕食後に突然不整脈が出始めた。
不整脈といっても期外収縮*1というもので、良性ならそれほど問題ではないらしい。
久しぶりの不整脈
今までもこういうことはあったが、続くのは久しぶりなので動揺してしまい、かかりつけ病院に電話相談してみた。
するとやはり、「様子を見てください。気になるようなら明日外来に来てください」と言われただけだった。
期外収縮が出るような要因・・・疲労、ストレス、ホルモン動態、体重増加など、今回は何も思い当たる節がない。
翌日は少し落ち着いたようなので外来には行かず、家でまんじりともせずにおとなしくしていた。
病院でホルター心電図*2を着けてもらってもよいのだが、過去の経験上、この程度では問題なしとされることが多い。
心電図を着けている時に限って不整脈が出ないか、拾えたとしても3000~5000個くらいでは投薬もないだろう。
何より、病院が家から遠く、片道一時間弱かかるのが億劫だった。
違和感と憂うつ
不規則な鼓動は違和感がある。
ドキドキ感、モゴモゴ感があまりにも強い時は、鋭く吸って鋭く吐くような深呼吸をしてみたり、胸を拳でドンドンドン!と強めに叩くと、渋々と主人の言うことを聞くかのように、一時不整脈が止まったりする。
だが、しばらくするとまた活動を始めるので厄介だ。
夜、お風呂から上がりベッドに入って一息つくと、鼓動は次第に静かになり、いつしか不整脈も止まり、ホッとしてそのまま眠りにつく。
安眠妨害まではしてこない。
だが朝方、とてつもない悪夢を見て目が覚めた。
悲劇的で絶望的な悪夢だった。
目が覚めて、あぁ、夢だったんだと気がついて、冷や汗が出る。
こんな悪夢を見るのは、やはり不整脈によるストレスを感じているからだろうか。
不規則な鼓動に気持ちまで圧迫されている。
憂うつだ。
弱気の虫
不整脈が出ると、途端に弱気になる。
どうしよう・・・と不安で身じろぎできなくなる。
あれもこれもできない、と気持ちが後ろ向きになり、憂うつに覆われる。
不整脈がもたらす違和感や不安に慣れたり、うまく付き合ったり、やり過ごそうと思えるようになるまで、少し時間がかかる。
ささやかな願い
一週間後に一人でちょっと遠出をする予定がある。
不整脈は日ごとに落ちついたりまた復活したり、一進一退だ。
不安ながら、遠出のための準備をする。
家族はわたしがこんな時に一人で出かけることを心配するが、前から楽しみにしていた予定なのでなんとか行きたいと思う気持ちが強い。
人間なんていつどうなるか分からないのだから、行ける時にはどこにでも行くさ、と強気なことをやけっぱちで言い放ってみたりする。
強気と弱気が交錯する。
弱気、時々、空元気っぽくもある。
無理はしない、がモットーだけれど、
やりたいことはできる限りやる、というポリシーでもある。
体調を見て、出かけられたらいいな、と弱気越しに思っている。
弱気の虫の、ささやかな願いだ。
これも、この心臓と共に生きるということ。
*1:もともとの調律(タイミング)で心拍が生じると予想される時期より早期に生じる電気的な興奮のことを指す。そのため、余分な心拍が現れる。
参照:期外収縮とはどんな病気か|症状や原因・治療 - gooヘルスケア
*2:ホルター心電計(携帯型心電計)により計測された24時間の心電図(検査)。ホルター医師が開発した長時間心電図記録である。テープに心電図を記録させ、これを短い時間で再生する。発作的に起る不整脈や心筋虚血現象を捉えるのに威力を発揮する。