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【健康】一日8000歩あるくと死亡リスクが半減するらしい

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よく一日一万歩あるくといいって聞きますけど。

一万歩まではいかずとも、8000歩で死亡リスクが半減するという記事を見つけました。

 

日経スタイル(2002/8/3)より、

1日8000歩で「死亡リスク半減」 米国で研究報告|ヘルスUP|NIKKEI STYLE

 

アメリカで、一般的な40歳以上の人々を対象に、一日の歩数、歩行強度(歩行速度)と、死亡の関係を調べた研究(追跡調査)が行われたそうです。

その結果、一日4000歩の人を参照値とすると、6000歩では30%減、8000歩では50%減、10000歩では60%減と、死亡リスクが減少することがわかりました。

 

歩行数が多い人の特徴として、「年齢が若い、BMIが低い、食事の質が低い、学歴が高い、飲酒者が多い、併存疾患(糖尿病、心臓病、がんなど)の有病率が低い、健康状態が良くないと申告した人が少ない」などの特徴がみられました。

つまり、若くて、太っていなくて、粗食で、高学歴の意識高い系で、お酒はたしなんで、病気は特になく、健康な人、が、後の死亡リスクが低かったということらしい。

これって、当然といえば当然の結果ですよね。

 

若ければ活動するから歩く。

太ってる人より、痩せてる人の方が歩く。

質素な食生活の人の方が歩く。

意識高い人の方が歩く。

お酒くらいはたしなむけれど、でも歩く。

病気がないから歩く。

健康だから歩く。

 

なんか、特徴が当然すぎてしまって、はぁ、って感じですけど。

 

では、歩数が多いほど良いというなら、年をとっても、太っていても、グルメな人でも、健康に気を使わない人でも、病気の人でも、とにかく8000歩あるけば死亡リスクが減少することになるんでしょうか?

うん、たぶんそうなるのだと思います。

どんな人でも、とにかく歩く、8000歩を目指して歩けば、死亡リスクが減少するのでしょう。

 

しかし、8000歩は本当に至適なのでしょうか。

これ、以前どこかで4000歩くらい歩けば長生きする、みたいな記事を見たことがあるのですが。

そこで探してみました。以下の記事。

 

朝日新聞GLOBE+(2019/7/17)より

高齢女性の調査で見えた「1日4500歩でも死亡リスクは下げられる」:朝日新聞GLOBE+

 

これは高齢女性を対象にした調査研究ですが、一日2700歩しか歩かなかった人より、一日7500歩を安定的に歩いた活動的な人の方が、死亡のリスクがかなり低かった。

そして、一日約4500歩が早死リスクを減らす最適歩数だ、ということです。

そして注目すべきは、先の記事でもそうでしたが、歩行強度(歩行速度)は関係なく、歩行数のみが関係する、ということです。

 

よく言われる、おしゃべりができるほどの若干早歩きでなくとも、ゆっくりしたお散歩程度でもよい、というのです。

 

私事になりますが、先ごろ心臓手術を経まして、わたしも毎日マシンでウォーキングをしているわけですが、情けないことに膝を痛めてしまいました。

時速3.5kmでせっせと歩いていたところ、膝を痛めてしまうなんて・・・。

膝を痛めて歩けなくなっては元も子もありません。

一週間ちょっとの整形外科通いを経て、今度はお散歩レベルの時速2.8kmで歩くことにしました。

強度を弱めても一日の歩数はさほど変わらず、日常生活も含めて一日5000歩ほどになることが多いです。

 

また、一昨年に体調を崩して入院した際に、担当医の先生に言われた三つのこと、「減塩・服薬・運動」、そのうち運動については「一日5000歩」と指示されたこともまた、私の中の大きな基準になっています。

 

できることなら8000歩、そして、2000歩よりは5000歩を目指して。

みなさん、健康のために歩きましょう。