初夏の庭を散歩しています
冬が去り、春が移ろい、気がつけば立夏もすぎて、季節は初夏を迎えました。
昨年晩秋からずっと家にこもりきりでしたが、薫風さわやかな気候となり、おのずと外界に誘われます。
いよいよ、外に踏み出す気持ちになりました。
外といっても、庭ですけど。
昼下がり、まぶしい日差しの中で、のんびり庭でお散歩をしています。
昨秋に入退院したときに、先生から「一日5000歩」を目安に歩くように、と言われていましたが、ひと冬の間、寒くて外に出られず、ぜんぜん歩けていませんでした。
せいぜい、一日500歩くらいで。
室内で歩けるウォーキングマシンを買おうかどうか迷っていたのですが、毎日コタツでうたたねしているうちに、ひと冬が過ぎてしまいました。(^_^;)
初夏となり、いよいよ目を覚まして外でのお散歩再開です。
田舎の家なのでほどほどの庭があって、幸いなことに、門から出なくても庭で周回コースがなんとか確保できます。
お散歩を始めてから、すでに三週目に入りました。
一週目は、5分。
二週目は、6分。
三週目である今週は、7分。
一週間につき1分を目安に、時間をのばしていくつもりです。
本当はこれだとぜんぜん足りなくて、休憩をはさみながら、たとえば5分×4セットなど、セット数で歩行時間・距離をかせがないと運動療法としての効果がいまいち???なところもあるのでしょうが、なにぶんにも病み上がりの冬眠明けですので、軽いお散歩から始めることにしました。
近所の運動公園まで歩けるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
ですがこの季節、庭のお散歩もなかなかに心地よく、新緑の草木や花も楽しめます。
ここで、ちょっとばかりお散歩コースの庭の植物をたどってみましょう。
まず、玄関を出てタイマーをスタートして歩きはじめると、軒先に杉があります。
今さらながら、え、こんなところに杉あったのか?!みたいな軽い驚き。
春先、この杉から花粉が飛んでるの見たことないけど、気づかないだけなんでしょうか?
ひそかに花粉症の敵がそびえ立っていました。(^_^;)
その先のコーナーを右に曲がると、垣根があります。
なんの変哲もない、垣根。ウバメガシ?
この先に、ツゲの木がありまして。
このツゲで左回りに折り返し、すこし進むと目に入ってくるのが、シラン。
これ、いっぱい咲いてます。
そして上を見上げると、エゴの木には花がいっぱいついています。
花が終わると、小さい実をつけます。
エゴの木のわきを通って左に曲がると、畑の中のネギの横(笑)に、ジャーマンアイリスが咲いています。
さらに左へ進むと、レンゲツツジが咲いてます。
その右側に目をやると、下草にまぎれてツルニチニチソウの名残りが数輪。
その先に進むと、もうすぐ開くシャクヤクのつぼみが。
その先の岩陰には、ギボウシの葉っぱ。
最終コーナーを左に曲がると、植え込みのたもとに名残りのスズラン。
その端の方に、庭に二株だけみつけた、オオムラサキツユクサ?が咲いています。
そして、出発地点の玄関に戻って一周です。
こんな草木や花々をみながら、庭を三周半ばかり、そぞろ歩きをしているのでした。
身近にある自然に目を留めながらお散歩するのも、気分がほぐれてよいものです。
ちなみに、名前がわからない草花については、グーグルレンズを使ってみたところ、ほぼ一発で正解を教えてくれました。便利ですねー。
何を望むでもなく、こうしてのんびりお散歩できる暮らしは、幸せなのかもしれません。
小さな幸せを積み重ねるように、一日いちにちを大切に過ごしたいものだと思います。