【再生医療】iPS心筋移植の臨床研究(慶大)がもうすぐ始まりそうです
iPS心筋移植のこれからについて、ニュースが入ってきました。
産経ニュース/2019.5.28 より
慶応大学において、iPS細胞から作った心筋細胞を重症心不全の患者さんに移植する臨床研究について、学内の委員会に申請。計画が認められ、厚生労働省からも認可されれば、年内にも移植手術を実施することになりそうです。
対象は、重い心不全をおこす特発性拡張型心筋症の患者さん。
iPS細胞から作成した心筋細胞の塊を、心臓に数十か所、総数約5000万個を移植し、1年にわたり安全性と有効性を確認するとのこと。
また、
福田教授は「きちんと安全性を確認した上で臨床研究から治験に進み、令和4(2023)年ごろに再生医療製品としての承認を獲得したい」と話している。
との展望。
2023年、すぐそこ、比較的近くに見える将来です。
まずはよい治療結果が得られることを願いつつ、いずれは、拡張型心筋症に限らず、多くの重い心不全にある患者さんに適用される日がくるといいなぁ、と思います。
もう少し、もう少し。
医療の進歩に期待しています。