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【心不全】重症心不全の新治療「細胞スプレー法」が開発されました~阪大で治験開始

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重症心不全に対する新たな治療法のニュースが入ってきました。

 

大阪大学大学院医学系研究科・医学部 NEWS & TOPICS/2019年11月27日 より

細胞スプレー法で心不全の治療を目指す~阪大病院で医師主導治験を開始~ | 大阪大学医学系研究科・医学部

 

Yahoo!ニュース/2019年11月29日 より

心不全に「細胞スプレー法」阪大が治験開始 患者の心臓表面に幹細胞を直接吹きかけ(読売テレビ) - Yahoo!ニュース

 

日本経済新聞・日経電子版/2019年11月29日 より

心臓に細胞を噴霧 阪大が新たな治験開始 :日本経済新聞

 

MBS NEWS/2019年11月29日 より

“心不全”の新治療『細胞スプレー法』阪大が治験開始 幹細胞を心臓に吹き付け修復 | MBS 関西のニュース

 

NHK NEWS WEB/2019年11月29日 より

細胞を心臓表面に吹きつけ血管作る治療法開発 大阪大など | NHKニュース

 

毎日新聞/2019年11月29日 より

「細胞スプレー」で心不全の再生治療 大阪大が発表 - 毎日新聞

 

大阪大学医学部付属病院の澤芳樹教授らの研究グループが、細胞を心臓表面に直接吹きかける「細胞スプレー法」を開発しました。

対象は、心臓の血管が詰まるなどして重症心不全となった虚血性心筋症の患者さん。

人の脂肪組織から取り出した間葉系幹細胞を培養して医療用接着剤に混ぜ、冠動脈バイパス手術時にその液体を心臓表面に噴霧(スプレー)する方法。これにより、微小血管の新生が促され、心機能の改善が見込まれるということです。

2019年11月から二年をかけて治験が行われ、細胞スプレー法の効果と安全性を確認することになります。

 

阪大ではすでに、足の筋肉の細胞から作った「ハートシート」(心筋シート)を貼り付ける治療法を実用化しており、また、iPS細胞から作ったiPS心筋細胞シートを用いた治療は今年度中にも臨床研究・治験に入ろうとしています。

 

そのような中、今回新たに開発された細胞スプレー法は、細胞加工施設を持たない医療機関でも実施できる方法であるため、人や場所を選ばない簡便な投与が可能となるそうです。

心筋梗塞などで重症心不全に陥った全国の患者さんにとって、希望の持てる朗報です。

 

治験が順調に行われ、一日も早く実用化されることを期待しています。