絵手紙におすすめの筆ペンはこの2本!
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暑中お見舞い申し上げます
お元気ですか?
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といった季節のハガキなどが、そろそろ届くころでしょうか。
わたくしごとですが、ちょっと絵手紙などを描かねばならない必要に迫られまして、昔むかし、お遊びでたった二ヶ月ほど手ほどきを受けたときの絵手紙の道具を、押入れからごそごそと引っ張り出してみました。
道具
絵手紙の道具はこちら。
- 筆ペン(輪郭線用)
- 顔彩(絵の具)
- 梅皿(パレット)
- 筆(彩色用)
- 筆洗い
- 印
- 印泥(朱肉)
いやー、なつかしい。きちんとそろっていました。
篆刻印まで作ったのに、眠らせておいたらもったいなかったかも。
今回のように不意に絵手紙を描く必要ができたときに、道具がぜんぶそろっているとすぐに取りかかることができますね。
がぜん、やる気になってきました。
これから絵手紙を始めてみたい方、これらの道具をサクッとそろえてみてくださいね。
筆ペンがにじんでしまう・・・
以前、絵手紙の手ほどきをうけたときに悩んでいたことなのですが。
筆ペンで輪郭線を描き、顔彩(絵の具)で色をぬると、筆ペンの線がにじんでしまうのです。
筆ペンの線がにじんでぼやけ、顔彩の色と混ざり合って汚れてしまいます・・・
これが、とっても残念な感じでした。
使っていた筆ペンは、仏事用の薄墨筆ペン。
毛筆タイプで、水墨画にも最適、とうたわれていたものです。
書き味はよかったのですが、にじみだけが難点でした。
この筆ペンをまた使うわけにはいかないなぁ、もうインクもないし。
というわけで、絵手紙に適したにじまない筆ペンをさがしてみました。
筆ペンのインクの種類
筆ペンのインクには、いくつかの種類がありました。
①染料インク(水性)
- 書き心地がなめらか
- にじみやすい
- 乾きにくい
- 色あせしやすい
②顔料インク(耐水性)
- 上から色をぬってもにじまない
- 乾きが早い
- 色あせしにくい
- 書き心地がなめらかではない
③水性顔料インク(墨液タイプ)
- 書き心地がよい
- 上から色を塗ってもにじまない
- 乾きが早い
以上、三つのインクタイプがあります。
絵手紙に向いているのは?
絵手紙の場合は、とにかくにじまないでほしい。
さらに、書き心地もよいものがいい。
このような条件にあてはまるものは、
③水性顔料インク(墨液タイプ)ですね!
おすすめの筆ペン2本!
では、おすすめの筆ペン2本を発表します!
おすすめ・ナンバー1
呉竹 フィス絵てがみ青墨筆ペン〈中字〉
- 水性顔料インキ
- 中字
- 毛筆タイプ
ラベルには「フィス」とありますが、筆ペンのメーカーでおなじみ「呉竹」の筆ペンです。
真っ黒な墨色ではなく、青墨(せいぼく)というほんのり青みががった(といっても、ほとんど青みはわかりませんが)、薄墨のようなやわらかい墨色で、絵手紙の輪郭線を描くのにぴったりです。
真っ黒な墨色よりも薄く、薄墨タイプよりも少し濃く、画仙紙でのにじみ具合も絶妙です。
毛筆タイプなので、普通の筆のような表情が出る上に、普通の筆よりもしっかりして書きやすいです。
絵手紙には中字がおすすめですが、細かい線を描くのには極細もありますので、お好みでどうぞ。
これ、わたしのイチオシです!
どれにしようか迷ったら、まずはこの筆ペンをおすすめします。
おすすめ・ナンバー2
ぺんてる 墨液ぺんてる筆〈中字〉
- 水性顔料インキ
- 中字
- 毛筆タイプ
これも、筆ペンでおなじみ「ぺんてる」の筆ペンです。
墨色は、くっきりとした黒色。ザ・墨の色です。
上の青墨より強さのある線になります。
こちらも毛筆タイプなので、普通の筆のような表情が出る上に、普通の筆よりもしっかりして書きやすいです。呉竹の青墨筆ペンよりも穂先が細く、字を書くとトメやハネやハライがきれいに出やすく、より筆っぽい書き味。
このシリーズは、太字、極細、うす墨、和紙用など、さまざまな種類が出ていますが、染料、顔料、水性顔料といったインキタイプの違いがありますので要チェック。
この墨液筆ペンは、絵手紙にぴったりの水ににじまない水性顔料インキですね。
くっきりした印象を出したいかたは、墨色が真っ黒のこちらをおすすめします。
試作ですよ
絵手紙にぴったりの筆ペンが見つかったところで、さっそく絵手紙を描いてみましょう。
今回は上記2本の筆ペンをゲットしましたが、線を引いたり文字を書いたりしてみた結果、わたしはやっぱり「呉竹 フィス絵てがみ青墨筆ペン」が好みだということがわかりました。
とりあえず、試作してみましたよ。
臆面もなく載せてしまいますが、いかんせんやっつけ仕事なので、期待しないでくださいね。(^_^;)
それが、こちら。↓
タイトル「うたたねもーど、氷水」
DURALEXの青いグラスにいれた氷水を描いてみました。
印は用意できなかったので、手書きですよー。
スキャンせずにスマホで撮った画像を編集したので、ホワイトがちょっと暗いですー。
うーん、へたっぴーですねぇぇぇ。えへへ。(^_^;)
ハガキを縦にすればよかったのかなー?
それとも、グラスをもっと大きくドーーンと書けばよかったのかなー?
字も、もっとがっつり筆をつぶして太く書いたほうがよかったのかなー?
インクをもっとたっぷり出せばよかったのかなー?
知らんけど。
いちおう、図書館で絵手紙の入門書もパラパラっとながめてみたのですが、
絵手紙は、
ヘタでいい、ヘタがいい
だそうですので(小池邦夫さんか小池恭子さんの入門書だったかしら?)、どうかお目こぼしを。
もうちょっと練習して出直します。えへへ。(^_^;)
あぁ、そんなことより、筆ペンの線の感じはいかがでしょうか?
試作ですけど、参考になれば幸いです。
まとめ
絵手紙におすすめの筆ペンは、
①呉竹 フィス絵てがみ青墨筆ペン〈中字〉
②ぺんてる 墨液ぺんてる筆〈中字〉
この2本です!
ぜひ、お試しあれ。
ついでに、これから絵手紙を始めてみたいかたは、呉竹の絵手紙セットがおすすめ。
このセットに付いている筆ペンは、イチオシの「青墨筆ぺん〈中字〉」ですよ。
絵手紙の入門書はこちらなど。
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楽しい絵手紙ライフを。