手ぬぐいであずま袋を作ってみた
こんにちは。
お茶脳になっている、そのです。
お茶の道具を入れる袋は?
そろそろ、今年二回目となるお茶のお稽古の日が近づいています。
客作法は毎回のお稽古で行いますし、自宅でもおさらいしているので、なんとか手順が頭に入ってきました。
先日、個人的に先生に割稽古をつけていただきましたが、まずは薄茶点前に向けての準備が始まりました。
割稽古。ふくささばき。茶器を清める。ふくさのさばき直し。茶杓を清める。茶巾のたたみ方。茶碗のふき方。茶碗の仕組み。楽し、難し。ジーンズで臨んだら足が激痺れる。
— その (@utatanemode) 2018年2月16日
こんな感じで進めています。
おさらいしないと、すっぽりと忘れ去ってしまいますが…。
次回のお稽古でもそれらの割稽古があるかもしれず、茶碗・茶筅・茶杓などの道具類も一応持っていくことになります。
前回は持参するのを忘れてしまったのですが、ちょっと先輩は、巾着袋に道具を入れて持参していました。
巾着袋、持ってないし。
ネットで探してみても微妙に割高なプライスだし、気に入るものがなかなかない。
どうしようか・・・
と思っていたのですが、ふと見つけたのが「あずま袋」でした。
↑上で画像が見られますよ。
風呂敷包みのように見えて風呂敷ではなく、風呂敷や手ぬぐいを簡単に縫い合わせて袋状にし、あとは口を結ぶだけという超便利かわいい袋です。
これだ!!!
という訳で、さっそく手作りしてみることにしました。
用意するもの
・手ぬぐい二枚
・ミシン
基本的なあずま袋は手ぬぐい一枚でできますが、今回はリバーシブルにしたかったので二枚用意します。
ネットで気に入った手ぬぐいを探して、二枚ゲット。
ショップはコメシチさん。
かわいい手ぬぐいがいっぱい!
どれにしようか迷いまくってしまいます!!
さんざん迷った末、地味大人かわいい感じの二枚に決めました。↓
彩てぬぐい(irodori) 七宝(黄) 小紋調 日本製 ほつれ防止加工なし 乾きやすい 昔ながら タオル ハンカチ TE-06043-IR |
彩てぬぐい(irodori) 小花(水色) 小紋調 日本製 ほつれ防止加工なし 乾きやすい 昔ながら タオル ハンカチ TE-06090-IR |
あずま袋の作り方
あずま袋の作り方についても、ネットで調べました。
こちらのサイトを参考にしました。ありがとうございます!
それと、両端の布がとがらないようにマチもつけてみました。
マチのつけ方もこちらを参考に。ありがとうございます!
高校生以来となるミシンワーク。
高校生以来のミシンかけしたら、返し縫い難しくて超焦る。((( ;゚Д゚)))
— その (@utatanemode) 2018年2月17日
こんな感じであたふたしながら。(笑)
リバーシブルの縫い合わせでちょっと手こずりましたが、素人のわたしにも簡単に作れました。
コツをひとつ。
上記サイトでは確認できなかったのですが、一枚目と二枚目は合わせを逆にする必要があるみたいです。
たとえば、
・一枚目:右を重ねて下を縫う → 左を重ねて上を縫う
だとすると、
・二枚目:左を重ねて下を縫う → 右を重ねて上を縫う
という感じです。
こうしないと、直角部分を縫い合わせる時に重なりがうまく収まらないようです。
ちょっとだけご注意。
あずま袋完成!
で、出来上がったのがこちら。
ジャーン!
二枚の手ぬぐいがこんな風になりましたよ。
中はこんな感じです。ちゃんとリバーシブルです!
で、目的のお茶道具(茶碗・茶筅・茶杓)を入れてみました。
ぴったりですよ!
で、茶筅、茶杓もきちんと収めて。
両端の三角部分の布をギュッと結びます。
すると・・・
できました!
まるでお弁当包みですね。(笑)
でも、いいんです。
地味ですけど、かーわーいーいー。
うん、(自己)満足です。 (笑)
感想
まさかわたしが袋を作るためにミシンを使うことになるなんて、びっくりです。
そして手作り楽しい!
まずはミシン糸から買いにいったのですが、手芸店も楽しすぎ!
60番のシャッペなんてわけがわかりませんが、ミシン糸を探しながらめくるめく手芸用品と布の世界に迷い込んでワクワクしている自分がいました。
ソーイングをしている世の皆さま方の気持ちがわかった気がします。
果たして半年前にこんな気持ちを抱けたかどうか…。
袋を手作りしようなんて思ったかどうか…。
否ですよ、否。
すべての興味はお茶から始まったのでした。
お茶、すごい。(笑)
このワクワクは、人生に遅れて訪れた小さな奇跡です。
つい二年前まで死んだ魚のような目をして、実際死にそうにボロボロだったのに。
今、生活が楽しい方向に振れています。
生きていると、いろんなことがあるものですね。
手作りのあずま袋ひとつで、そんな思いになったのでした。
この包みを携えて、またお茶のお稽古に行ってまいります。